エッチするまで死にきれない

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3時過ぎ……。結局終わらなかった仕事を残して、私も帰宅する。 パチッと部屋の明かりをつけると、ベッドの前に人が体育座りしていた。 私は、飛び上がりそうな程驚き、マジマジとその人の顔を見る。 「せ、せ、先輩ッ!?」 その顔はまさに、先ほど職場で別れたはずの先輩であった。 「斎藤……」 先輩は、虚ろな眼で私を見上げる。 「俺、死んだ。」 何を言っているのか理解が出来なかった。
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