中学デビュー

6/8
前へ
/8ページ
次へ
私は教室へ向かって走った 息が切れるくらいの全速力で 「待ちなよ」佐々木先生がこっちに向かって叫ぶ 私の所まで走ってくると 「その格好で行くつもり?」と聞いてきた みると、制服は破れ、ボタンが数カ所無くなっていた 「どうしよう…」困っていると先生は 社会科準備室に私を連れ、男子の制服を渡してきた 「これだったら大丈夫だろ?」先生は甘く微笑む 「でも、女子が男子の制服来てたら怒られますよね…?」 「大丈夫!カラコン入れて、っとコンタクトか…」 じゃあ、といって先生はダテメと金髪ウィッグを持ってきた 「うわ…俺よりイケメンじゃん」 「そうですか?」と低い声で言ってみる 先生は「声までカッコイイし!」と言い 「先生方には俺が話しておくから」と付け加えた
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加