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私は教室へ向かって走った
息が切れるくらいの全速力で
「待ちなよ」佐々木先生がこっちに向かって叫ぶ
私の所まで走ってくると
「その格好で行くつもり?」と聞いてきた
みると、制服は破れ、ボタンが数カ所無くなっていた
「どうしよう…」困っていると先生は
社会科準備室に私を連れ、男子の制服を渡してきた
「これだったら大丈夫だろ?」先生は甘く微笑む
「でも、女子が男子の制服来てたら怒られますよね…?」
「大丈夫!カラコン入れて、っとコンタクトか…」
じゃあ、といって先生はダテメと金髪ウィッグを持ってきた
「うわ…俺よりイケメンじゃん」
「そうですか?」と低い声で言ってみる
先生は「声までカッコイイし!」と言い
「先生方には俺が話しておくから」と付け加えた
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