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「笑ってれば可愛いのにな…」
「なんかいった?」
真美は自分の悪口を言われたと思い目を細めて睨んでくる。
「なんも言ってねぇよ、お前が結婚できんのかなぁって」
俺がそう言うと真美は恥ずかしそうに
「できなかったら、責任取ってよ?」
「はぁ?なんで俺が取らなきゃいけないんだよ。」
「だ、だって!…好きだから…」
「だって、なんだよ。聞こえねぇよ。はっきり喋れって。」
真美はそう言うともう目の前にある一ノ宮高校に顔を真っ赤にして走って行ってしまった。
学校には時間的には早いが生徒が何人か学校の前の桜並木の下を歩いていた。
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