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最初に口を開けたのは俺だった。
俺の下敷きになっている俺だ。
「重いよ。早く降りて。」
俺は混乱してるのか、俺の言っている言葉の意味を理解できなかった。
周りを見渡して自分が人の上にまたがっているということに気がついた。
「ああ、すまん。大丈夫か?」
俺は立ち上がり。床に寝ころんでいる俺に手を伸ばした。
「うん、なんとか大丈夫。体痛いけど…」
目の前にいる俺はそう言うと
「なんで私そっくりなの?」
と俺の思っていることと同じことを言ってきた。
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