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「おぉレイス♪今日も良いもふもふ加減で…ん?この肌触り…シャワー入ったばっかしかぁ…!あぁ…このまま抱き枕に……」
俺が必死に身体から引き剥がそうとするが…取れない。
「おいっ!気持ちわりぃなぁ…離れろよ!ルレアっ!」
このルレアと呼ばれた物た…女が俺を拾ったあの時の少女だ。
歳はレイスより二つ下で、身長も低い。
現在、俺が185cmだから…
コイツは、大体150cmくらいだろう
ルレアは、このように毎日毎日抱きついてくる。
こっちにとってはいい迷惑なんだよな……
「んふふぅ♪嫌だね。誰が離れるもんかっ!」
──コノヤロウ…そっちがその気なら…
レイスはルレアを抱え…ベッドへと向かう。
「え…?」
ルレアが戸惑う。
先程まで嫌がっていたレイスが嫌がりもせずに私を抱えて…ん?ベッド…?
──まっ…まさか……
──そんな…いきなり…しかも朝から…!?
レイスが静かにベッドへとルレアをおろす。
ルレアもすんなりと離した。
それどころか顔を背け、真っ赤にしながら必死に言い訳をする。
「そっ…そんな…私の美貌に惚れたからって…いっ…いきなりこっ…こうゆうことするのはちょっと…まっまま…まだっ…準備が…でも…レイスが…」
そう言い、顔をレイスに向けると…
───もういなかった。
ルレアの中で、プツっと何かが切れた音がした。
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