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…と、綺麗に(?)終わるはずもなく。
スパパーン!!
教室に入ると、なんとも小気味のいい音か鳴り響く。
同時に感じた頭の痛みに顔を上げれば、そこにはキラッキラなイケメンが居た。
「遅せぇっ!!今まで何処ほっつき歩いてたんだこの馬鹿共が!!」
チャラチャラした外見に着崩したスーツ。どう見てもホストなこの男が、俺達Bクラスの担任である。職業選択間違ってるだろ。
「…すみません、反省していますホスト教師」
「ほらー、りょーちゃんもこう言ってるし許して下さいよホスト教師」
「…もう一度叩かれたいのかお前らは」
米神を引くつかせながら再び出席簿を持ち出したホスト教師を見て、俺と彰はやっと焦り始めた。
だって出席簿って硬いから、叩かれたら痛いし。
少し本気で反省して、誠意を見せるために頭を下げる。
「…心配を御掛けしてすみませんホスト教師」
「…ごめんなさい、ホスト教師」
「……………」
何だか凄く残念なものを見る目で見られた。解せぬ。
まあ取り敢えず謝罪は終わったから席に戻っていいよね。
そう考えて一歩足を踏み出そうとすれば、ホスト教師に呼び止められる。
「待て、せめて理由を言え」
………理由?
副会長と転校生の絡みを覗いていたら木から落ちて、副会長にボロクソ言われた為微生物様の素晴らしさを語っていたら遅れました。
なんて言えるわけもないので、チラリと彰を盗み見る。
まるで俺の思考が通じたかのように此方を見た彰は、ウインクを一つ寄越した。
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