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「あらーイナバじゃないー!」
竹やぶの向こうから輝夜がうどんげ達に向かって手を振っていた。
どうやらさっきうどんげが叫んだせいで気付かれてしまったみたいだった。
「あーもう鈴仙ちゃんのせいで気付かれちゃったじゃない」
てゐはぶつくさ文句を垂れた。
ぷくっと膨らました頬が愛らしいことこのうえない。
「えー、べつに気付かれてもいいと思うけどなあ…」
うどんげがてゐに間抜けな声で返した。
「イナバー!こっちにおいでなさいよー!」
輝夜が手招きをする。
「あ、はい。今行きます」
うどんげは慌てて返事をした。
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