stage1~姫の相手をしてあげて

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「鈴仙ちゃん、こんなとこで立ちどまってる場合じゃないでしょ。 姫はほっといて早く行こう」 てゐがうどんげの服の裾を引っ張り、小声で囁いた。 輝夜はまだ妹紅と話していたので、てゐの言動に気付いていないみたいだった。 「そ、そうね。魔法の森へいきましょう」 うどんげ達は輝夜に気付かれないよう、忍び足で移動した。 「なんか夜逃げの気分ね」 うどんげはしみじみと呟いた。 と、その時。 「あら、イナバ達どこ行くの?」 妹紅と会話していた輝夜が、うどんげ達に振り向いた。 どうやらさっきうどんげが呟いたことで気付かれてしまったようだった。 「も、もう! 鈴仙ちゃんが変なこと言うから気付かれちゃったじゃない!」 てゐがうどんげを恨めしげに睨む。 なんだか妖怪らしい迫力が出ていていつものてゐとは別人(?)に見えた。
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