プロローグ

3/4
前へ
/16ページ
次へ
「あら、てゐじゃない」 永琳は自慢の胸を強調するように腕組みをして立っていた。 某パット長がよくやるポーズだ。 ちなみに胸の無い人がこのポーズをすると全く映えなかったりする。 「全くてゐったら廊下を走り回っちゃって…。若々しいわね♪」 「いいえ~、永琳様ほどでも(はあと」 『うふふふふ』 二人声を揃えて笑う。 見た目は少女だが、雰囲気がなんかおばさんくさい二人であった。 うどんげが気味悪そうに二人を見る。 うどんげ(なんかこの雰囲気嫌だな…) 「ね、鈴仙ちゃん、久しぶりに遊ぼうよ! 最近ずっと永琳様に付きっきりだったじゃない」 てゐが目を爛々と輝かせてうどんげにねだる。 よくもまあ、こんなに懐いたものだ。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

59人が本棚に入れています
本棚に追加