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「姫様~」
「姫~」
「ニート~」
三人は輝夜を探して永遠亭を歩き回っていた。ちなみにニートと言ったのはてゐ。
輝夜はとても気まぐれなので目が離せない。
気が向けば竹林に向かい、変な物を拾ってきては自慢し、一人で喜んでいる。
そうでない時は常にゲームをしていた。
「誰がニートだって?」
うどんげは、肩に後ろから手を置かれた。
恐る恐る振り返ると、
「私はニートじゃないって言ってるでしょ?姫よ、ひ・め!」
輝夜が満面の笑みで立っていた。
顔は笑っているが、なんだか怖かった。
「ひ、姫様っ!?」
うどんげは後ずさる。
「ニートって言ったのはてゐですよ!!私じゃないです!」
「はあ…まったく言い逃れしようなんて…いけない子ね…。お仕置きが必要みたいね?」
輝夜はため息をつきながら物騒なことを言う。
「姫!お仕置きは私にお任せ下さい!!」
永琳が勢いよく挙手する。
無駄に元気が溢れていた。
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