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「さあ、うどんげ。
お仕置き1とお仕置き2とお仕置き3、どれがいい?」
「どっ、どれも嫌ですよ!」
うどんげが永琳から逃げる。
てゐ(私…放置されてる…)
「というか、師匠、薬の材料はいいんですか?」
「あー、そうだったわねー。
とりあえずてゐと一緒に行ってきてちょうだい」
『はいっ!』
お仕置き待ちのうどんげと、放置プレイされていたてゐが声を揃えて返事をした。
「じゃあ行ってきま~す」
「行ってきま~す」
「行ってらっしゃい」
「早く帰って来なさいね~」
出発する二人を見送った永琳と輝夜は、しばらくぼうっと突っ立っていた。
「永琳、私も出かけてくるわ」
ふと、輝夜が不適な笑みをもらす。
「真昼間からですか?」
永琳がさっきまでとは違う、真剣な顔で応じる。
「まあね。じゃ、行ってくるわ」
「行ってらっしゃいませ…」
やがて輝夜もいなくなり、永遠亭に静けさが訪れた。
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