これは俺の物語である

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俺には名は無い。 まぁ、名など必要ない。 『グォォォォ!!』 なんとも耳障りな気持ち悪い雄叫びが聞こえてくる。 これで何匹目だろう? 俺は頭の中で始末した怪鳥の数を数えようとしたけど、面倒くさくなった為思考を途中で停止させて目の前の怪鳥に向き直る。 「面倒だけど相手してやるよ…フレイムブレード」 瞬間、俺のナイフを中心に炎の渦が成形される。そして、こちらに大きな口を開け飛んできた怪鳥に向けナイフを降り下ろした。 「ふん!はっ!」 ナイフから炎が放たれ怪鳥を燃やす。それと同時にナイフの斬撃が怪鳥の体を真っ二つに切り裂いた。 弱い、弱すぎる。 怪鳥の亡骸を見つめながらポツリと一言。 そして、俺は今日もいつもと同じように怪物狩りを行うのだ。
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