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「なんだ?本当に太陽がなくなった…のか…」
軽口を叩きながら上を見て言葉を失った。俺だけでなく周りの、その場にいた通行人全員が驚いていた。
それもそのはず…
上空でRPGに出てくるような怪物と奇妙な服を着た男女2人が空を飛んでいるのだから。
「な、なんかの特撮…ではないよな。しかもコスプレみたいなのをしてるし…あの2人はいったい…」
なんて考えていたら怪物が口から大きな火の魂を吐き出し、大通りに向かって落としてきた。
「ちょ…あんなもん食らったら…」
とっさに逃げようとするが足が全く動かない。周りを見ても全員動けないようだ。火の魂は目の前に迫っていた。
もうダメだ…と目を瞑った。
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