第二章:喰い荒されるホシ

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一台の軍用車が横ではなく巨大なエレベーターで下へと移動していた。 その軍用車の中には、トシとシドウ。そしてソーマとコウタが戦いを終え自分達が帰るべき場所へと向かっていた。 車内ではコウタが何やら冗談を言い、シドウが軽く返事をする。 トシとソーマは黙って眼を瞑り、ゆっくりしていた。 しばらくして『ガコンッ……』という音と共に、下に動いていたエレベーターが止まった。 4人が手荷物や、自分の『神機』が入っているケースを車外から出していると、ここの職員や整備士が何人か来た。 トシがその職員や整備士達に、現状の報告や連絡などを話し始めた中、シドウは近くにいた顔馴染みを見つけ、声をかけていた。 シドウ「ん、あらぁ…… お~い、リッカ。」 リッカと呼ばれた、タンクトップを着た少女は声をかけられ始めてシドウ達の存在に気が付きシドウ達の方に向かってきた。
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