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サクラサク
バンバン
裏路地に銃声が響いた
「ひっ.....!」
「怖いか?ってありゃ、もう気絶しちまった。困るんだよなぁ、もっと怖がってくれないと、頼むわホント。」
《町民の皆様にお知らせ致します。連続発砲事件の容疑者が依然逃走中です。日が落ちてからの外出は控えて頂きますようーー》
この放送を電信柱に乗って聞いている一人の少女がいた
キョウ「ヒメお嬢様」
下からの自分を呼ぶ声に返した
ヒメ「何?」
キョウ「約束のお時間です」
そう聞くと少女は電信柱から飛び降り地面に着地した
降りると恭助が不満そうに言った
キョウ「.....やはりあのような連中に依頼するのは反対です」
ヒメ「メンツにこだわってらんないのよ、解決できるならどんな手も使うし猫の手だって借りるわ、それと何度も言わせないで....公務中は[町長]と呼ぶように!」
キョウ「は、申し訳ありません」
そんな会話をして二人は歩き出した
ヒメと恭助が目的地に着くと二人の少女がいた
ヒメ「アオ、秋名.......所長いる?」
アオ「はい、事務所に.....」
コトハ「例の事件のこと?ウチの事務所に頼むと区のお偉方がうるさくない?ヒメ」
ヒメ「関係ないわ、うちの町の問題だもん!自治会と警察だけじゃ心もとないのよ」
キョウ「しかし.....[比泉生活相談事務所]....いつ見てもボロい....ここの事務員たちの生活の方が心配です」
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