オービス

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まるで記念写真のように、はっきりと自分が写っているのです。だが、後輩が恐怖したのは写真に写った自分の姿でした。   後輩は、まるで狂人のように天を向き大口を開けて笑っていたのです。   そして、助手席には見たこともない女性が静かに鎮座していたのです。   青ざめる後輩に警官は言ったそうです。               「時々あるんだよ、こういうの…」
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