君はnot平凡

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「クソ…何だよこの書類の山!」 学祭の出店の確認と許可が必要な書類やら、体育館使うクラスの割り振りと時間の管理! 「だぁぁぁぁ!面倒くせぇ!!」 「会長が今までぐうたらしてたツケが返ってきてるんですよ」 「やっといてよ!」 「はい?」 「だから、お前がやっといてって言ってんだよ、庶務じゃん!」 「………テメェ、調子乗んなよ?俺が自分のこともロクに出来ねぇ男は嫌いだって知ってて言ってんのか?あ"?会長だからって庶務舐めんなよ?だれのお陰で役立たずなお前が会長になれたと思ってんだ?言ってみろや」 「…あなた様のお陰です。調子に乗りました、すいません」 「棒読みか……他に言うことは?」 「…………」 「ねぇんだな?そうかい、そうかい…あ、そういえば俺このあと体育館裏に呼び出されてたんだよなぁ…」 「え…こ、告 白…?」 「だろうな。お前より頑張り屋でちゃんとしてるヤツだったらお前とは別れてソイツと付き合おうかなぁ…」 「ダメ!無理!行かせないから!」 「……なんでお前に脚下されなきゃなんねぇわけ?能無し役立たず」 「すいませんでした!自分の仕事は自分でします!だから行かないでください!捨てないでください!」 「それから?」 「庶務でありながら会長補佐をしてくれてありがとうございます、感謝しても感謝しきれません!」 「で?」 「えっと…書類頑張ります!だから行かないでください!」 「……そこまで言うなら、20分で半分消費できたら行かないでやるよ」 □■□■□■□■ ヘタレ会長×鬼庶務 ※補足 普段の会長は俺様キャラですが、溺愛庶務さんの前でのみヘタレます 煽られ攻め×襲い受けなカプです(笑)
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