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自分の悲鳴と共に、目を覚ました。
「なんだ、夢だったのか…」
悪夢を見た俺は脱力し、ジュースを飲みに台所へ向かった。
サイダーは少ししか入っておらず、仕方なく近所のコンビニに買いに行くことにした。
<こんなに寝てたのか…>
心の中で呟く俺。
携帯で時計を見ると
PM22:05
と表示してある。
<やば…今日の大半の時間を寝て過ごしちまった…>
家から徒歩7分程でセブンイレブンに到着。
そこで見た景色は、明らかに不自然であった。
<え?誰も人がいない…えぇ??物色された跡が…>
「すみませーん。すみませーん!誰かいらっしゃいますk…」
途中で言葉が詰まった。
店員がいるはずのレジを覗きこんで見ると、そこには血まみれの死体が…。
「うわっ!!?ま、まじかよ…!」
強盗の仕業にしては、傷口が明らかにおかしい。
110番してみても応答無し…。
<こんなことありえねぇだろ…>
焦った俺は走って家に向かった。
異変を感じ、とにかく荷物をまとめる俺。
<食料…飲み物…。衣服…は今は要らないか。あとはバールと…ドライバー…ハンマー…。>
ゾンビ映画を片っ端から穴が開くほど見てきた俺はとりあえず、映画の生存者が持っていく様な荷物を持ち、自分のボロいバイクにまたがった。
そこで俺は、最愛の人、春(はる)に電話をした。
俺は、信じられない事を耳にする。
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