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見てろよ、そういってハルトはスペルを発動させました。
『たかしの両親を連れてこおおおい』
もうだめだ(^o^)
ハルトの口から勢い良く飛び出した赤色の(なぜかゴシック体の)文字の列は、俺の頭の上を旋回し始めた。
なにしてんだ失敗か…(´・ω・`)?
ハルトと俺と通りがかった通行人達の視線の中、スペル達は徐々に色を失い、やがて空中に霧散して消えた。
失敗したことをからかおうとハルトの顔を見上げると、涙を浮かべていた…。
え、そんなに失敗が恥ずかしかったの??
見ていられなくて視線をそらすと、通行人達も涙を浮かべていた……( ゜Д゜)
「可哀想になあ…たかしぃ」
「ぼく、元気出すんだよ?」
「こんなに小さいのに…」
皆が俺を哀れんでいく…
どういうことなんだよ…(´・ω・`)
「召喚に反応ないってことは、もうご両親はこの世界には……」
通行人の1人が呟いた。
確かにこの世界に両親いないわwwww
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