15人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
俺はぼんやりと学ラン姿でファンタジー世界をふらつく。
飢えた獣のような目でおじ様を探しながら……。
1時間もふらついて分かったのはやっぱりここはファンタジー☆ってこと。
何やらここにはスペルっていう、簡単に言えば魔法みたいなもんがあるらしい(´・ω・`)
生まれつきのもので、使える人は結構いるがそのほとんどが野菜冷やすだの、少し足が早くなるだけだの、簡単なことしか使えないんだって、親切なおばあさんが教えてくれた!
おばあさんはそのまま実践までしてくれて、丸い紫色の石を握りながら俺に向かって
『駐在所まで』
と叫んだ。
おばあさんだからなのかな、おばあさんの口から出てきた紫色の駐在所までという文字が
(言葉がこうやって見て触れられる文字の形になるらしい)
ぐるぐると俺の両足を旋回し始めた。
おお!sugeeeeee!
「さっさとおいき!この不審者め」
そりゃないぜ、おばあさん(´・ω・`)
最初のコメントを投稿しよう!