演技する女と、それにいつも騙される男。

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「おはよ!! 千里!」 「おはよー...」 俺にはあくびをしながら挨拶をした。 ...ん? どっかで聞いた事のある声だ。 どっかって言うか、毎日のように聞く声だ。 母さんではない。 じゃぁ...。 「美千子ちゃーん、この目玉焼きも上手いよ!!」 「あら、そう?」 「うん! スゲェー、上手いよ!!」 なぜだ。 「...ん? 千里、早く食べないと私が全部食べるぞ」 なぜ、なぜ何だ...
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