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「淳くんってゲイじゃん、?それでさ、聞きたいんだよね。どんな男に惹かれっか。」
ねぇこの人。僕がゲイって決め付けましたよ。え、何?肯定した上で話進めようとしてんの?そこの部分省いたの?この人の頭ん中お花畑なのかな。全部刈ってやりたい。
「何その決め付けてる感じ。」
「いーからいーから!」
よくないでしょ、と心の中でつっこむ。でもまぁ、キラキラとした顔で見上げるもんだから肯定前提で話を進める事にした。
「僕のタイプはイケメン、」
まぁ、イケメンは大前提だよね、うん。
「俺は俺は?」
「‥今はイケメン。」
「今はって何だよ、!!」
否、まぁ、スッピンでも僕よりイケメン、なんて言ってやんない。僕の事ゲイとか言ったから。
「まぁいいや!じゃさじゃさ、今の俺は淳くんの好きなタイプのイケメンって事だよな?」
「え、あ、まあ。」
「おっけー、さんきゅー!」
最終的に、ニコニコと笑って手振ってどっか行った。
女の子と遊んでる時の表情とは違い過ぎて。見てるこっちとしては面白いもんだけども。
‥まあ、この数分で気付いた事はつまり、
ギタリストがゲイデビュー。
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