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全ての始まりは この日からだった…
私の両親は、母が九尾であり父は鬼だ。
2人とも特に凄い純血の持ち主で、それぞれの村では頭領とされていた。
純血とはいえ、まだまだ未熟と見られていた2人は、それぞれの村で「森で魔物を退治してこい」と言われ、母と父は退治しに行った
始めに魔物を見付けたのは母だった
母は尻尾が九本ある為、その自慢の九本の尻尾と瞬発力、そして妖術で退治しようとした
が…
あまりにも強く、手も足も出なかった
母はとうとう殺られそうになり、覚悟を決め眼を閉じたその瞬間、「グチャッ」と何か鈍い音が鳴り、母が眼を開けた瞬間…
眼の前には返り血を浴びた父がいた
母は自然と恐くはなかった…
父は母を心配し振り向き、お互いに眼があったその瞬間…
「恋」におちた
本当は結ばれてはいけない2人…
だが、互いに惹かれあった…
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