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「別にいいよ馨、初対面だから仕方ないさ。僕は藤咲椎菜。寮長やってます。これからよろしくね」
よろしくね、での笑顔がすっごくかっこいい…眩しい…
この人は受けでも攻めでもどっちでもいけるタイプだよね!うーん、どっちかになんて決められない!!
どっちも美味しい!!ごちです!!
「椎菜はね、凄くしっかりしてるから頼りになるよ。蓮君も困ったことがあったら椎菜に相談するといいよ」
さすがです、寮長。憧れます
「はい!わかりました!」
「いやー、俺も晴伎も何度もお世話になってるよね」
「…本当に、いつも申し訳ないと思う」
待てよ、どんだけお前ら問題起こしてるんだよ…しかも寮長に迷惑かけるって寮内で問題起こしてるよね
じゃあ、今回の部屋破壊もいつものことみたいな感じなの?
ちょっと待ってそれは今後の俺の生活に支障あるよね?
「まったく…蓮君、こっちの風紀委員長も頼ってあげてね」
「風紀委員長って誰が?」
「馨が」
「え゛ 」
嘘だ…だってだって明らかに風紀乱してんじゃん…!
今回だって俺の部屋は守ってくれたけどリビング半壊だし!
「そうだよ?俺、風紀委員長してるんだけど蓮君それも知らなかったの?」
「いや…ちょっと生徒会の情報しか俺のところには来なくてですね…」
「あー、そうかもね…俺あんまり人前に出る仕事ないからなぁ」
まさかここで美味しい美味しい風紀委員長設定の方と会えるとは…
確かに生徒会親衛隊じゃ会えないな
「すごく風紀乱してるけど、風紀委員長なんだよ。笑っちゃうよね」
「もう!失礼だなぁ…これでもちゃんと仕事こなしてるんだからね!時々サボってるけど…」
寮長に向かって少し拗ねてみる馨先輩。
いやいや、風紀ってさぼっちゃダメじゃね…それちゃんと仕事してるってことにはならないんじゃ…
「はぁ、だからサボるのがいけないんだって言ってるでしょ?っていうかむしろ仕事してるのが時々だよね?」
「…だって、面倒くさいんだもん。あと他の風紀委員有能だから任せてもいいかな~って…」
「そういう考えがダメなんだってば…」
「うっ……」
何この人達、いつからの仲なの…そろそろ本気で萌えちゃう…
見ていてこんなに素敵な2人がいたのか…寮長に怒られてしゅんとする馨先輩。可愛すぎ
俺的に今1番美味しいのは…晴伎くん→馨先輩←寮長
美味しい美味しい三角関係です。
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