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「まあ、ほら、あれだよ!次世代の風紀を仕事の出来る風紀にするためだよ!」
「そうかそうか、そういえば前の風紀委員長は凄く仕事の出来る人だったよね」
「え…うん」
「だからもしかして馨風紀の仕事出来ないんじゃないの?」
すごい仮説出てきた。びっくりだ。
「あー、確かにありえますね」
「…馨前にさ、風紀の仕事って…「ごめん晴伎黙って!!!!」え、ごめん」
さあ、晴伎君が言いかけたことはきっと大問題を引き起こすんでしょうね。
馨先輩ちゃんと働いて…
「はぁ…本当に馨は…昔からそういう性格なんだから…」
「し、椎菜!そういう昔の話はやめよう!」
…昔からの仲なんですか!そうなんですか!俺凄く萌え!
「あ、そろそろ中に入ってもらっていい?僕中に人待たせてるんだった」
「まったく~椎菜ったら!」
「馨黙れ」
「はい」
そうして俺達は寮長に促され寮長室に入った。
寮長室の中はすごい。家具の色が赤で統一されていて真っ赤。
それでもって普通に俺たちの部屋より広い。1人部屋なのに…
寮長ってなんて得な役なんだろうか
そしてもっと驚く事に中には転校生sがいた。
「待たせてごめんね、二人とも。ちょっと話し込んじゃってさ。あ、二人もソファーに座って。もうソファはいっぱいだから馨は床ね」
「えっ…ちょっ、椎菜!?酷くない?」
そんな馨先輩の言い分を聞いてか聞かずにか寮長は奥に入って行った。
無慈悲
寮長が怒ると怖そうなので、言われた通りソファに座る。凄く転校生sの視線を感じる
「はい、お待たせ。お茶入れてきたよ」
お茶入れるの早くない?
「お、椎菜お茶入れるの上手くなったんじゃない?」
「そんなの当たり前じゃない、もう半年もやってるんだから」
…前は下手だったんだ。そう考えるとやっぱり金持ちは最初は下手なんだなぁ…
そりゃ家にいれば執事?とかメイド?とかがやってくれるんだろうなぁ。庶民には想像もつかない世界過ぎますね…
というか昔はお茶入れるの下手だった寮長とか萌え。そしてそれを知っている馨先輩最高か。
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