3 I like 毬藻

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「それとその…蓮の隣の人は…?」 美笠君が恐る恐る晴伎君に視線を送りながら聞いてくる。 不良恐いもんな。わかるよ、その気持ち。 「この人は俺の同室で友達の晴伎君だよ」 「なっ…友達って、お前…」 また晴伎君が照れちゃったよ。きっと友達発言が原因だな。 晴伎君は不良だからあんまり友達って存在に慣れてないとみた!最高 「晴伎君か…よろしくね」 「よろしく、晴伎!俺の事は律って呼んでくれ!」 「……ああ、よろしく…」 わぁ晴伎君に友達が二人増えちゃった。 「2人とも、晴伎と同い年だし仲良くしてあげてね」 「はいもちろんです!」 「あ、蓮君もだよ?」 「はいはい」 なんか馨先輩は晴伎君のお兄さんみたいなポジションだなぁ これはこう…2人が恋仲になるより晴伎君に恋人が出来たらその恋人と仲悪くなる…あれ、これ嫁姑の関係になちゃう… まあいいか、とりあえずこのお兄さんポジああ、美味しい… 「君たちは早速仲良くなったんだね、さすが同い年。そこを邪魔する風紀委員長」 「邪魔はしてない!」 ホントにこの二人のやり取りは見てて飽きないなぁ…ひい可愛い… 「よし、それじゃあ手続きの話をしようか。今、空き部屋はいくつかあるんだけど、ここは二人で一部屋って言うのが基本だから、碧君と律君で1部屋ね。困ったことがあったら僕や、蓮君達、そこにいるバカな風紀委員長のところに聞きに行くといいよ」 「バカとは失礼な!」 こうして所々可愛いやり取りをぶっこんでくるあたり、この2人は仲良しなんだなぁ… うふふ萌え 「馨うるさいよ。それでこの寮は階ごとに学年が分かれてるから、用がないかぎり、あまり他の階にはいかないように。あ、それと部屋を壊しちゃいけないよ。修理するとなると色んな人に迷惑かけるからね」 最後のは俺らに言われたな。絶対。その言葉を聞いた晴伎くんが少し反応する あああ、晴伎君は悪くないよ!俺は責めないからね! 「よし、それじゃあこれが部屋の鍵ね。よし、それじゃあさっさと部屋に行って荷解きしちゃってね」 鍵を受け取り、「ありがとーございました!」って言って出ている転校生s。元気だな… なんか、若さを感じる……あれ、俺…同い年…?
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