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「あ、あのさ、青樹…」
「ん?なに~?晴伎くん」
ここは頑張ってさっきまでのように振る舞わなくちゃ…さっきまでの俺ってこんな感じだったよね!?
「さっきの返事…してもいいか?馨に遮られたから…」
「…うん、いいよ」
やっべ、これめっちゃ緊張するやつ。いい返事でありますように…
「青樹を怖がらせたり、部屋壊したり本当に申し訳ない…でも今、青樹がそう思ってくれてるなら俺は…青樹と友達に…な、な、なりたい…」
「晴伎君……!」
晴伎君が…俺と友達になりたいだって…!俺そんなこと言われたの初めて…感激!激感激!
「青樹……?」
「晴伎くん!俺嬉しいよありがとう!じゃあじゃあ、今日から俺ら友達だね!よろしくね!」
「あ、ああ…!」
ああああ…晴伎君の赤面スマイル…めっちゃ癒されますん…
この調子ならもう今なんでも出来ちゃう気がするよ俺!
「さっ!そろそろ引っ越ししなきゃ!今日中に終わらないよ!」
「ああ、そうだな」
そうして俺達は部屋に入って行った。ドアがないから悲しいこの部屋に
「友達、出来てよかったね…晴伎。お兄さんは安心ですよっと、そろそろ行かないと怖いの来ちゃう来ちゃう…風紀室行きますかね」
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