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「あっ、いや…これはですね…」
「というかなんだ、2人で抱き合ったりして…しかもこんなところで。お前らそんな仲だったのか?」
「いやっちがっ!!!」
お互いに急いで離れる。会長のせいでまた晴伎君が赤面してしまった。うーん、可愛いんだけど赤面すると晴伎君しばらく無口になるからやめてほしいんだけどなぁ
「…なんだ?違うのか?」
「はい違います!!俺達は寮の部屋が同じっていうだけで…!」
「ふーん、そうだったのか」
「はいそうなんですよ会長様!」
・・・会長の動きが止まる。え?何?どうかしたの?
「お前…まだそう呼んでいたのか…」
「え?何の話です?」
「今日食堂で会った時、青樹の性格が結構変わって今までの面影が全くなくなっていた…だからもう、様と呼んでくれるとは思ってなかった」
何会長……そんなに様付けされたかったの?
「ああ…それは…一応親衛隊にいる間は会長様って呼ぼうと思って……前と違うこんな性格の俺に言われるのは不愉快ですか?」
「いや、そういうわけじゃない、お前の好きなように呼んでくれればいい」
そんなこというと調子のって龍也君って呼ぶぞ!?絶対嫌だけど
「で、お前ら一体こんなところで何してるんだ?…なんだそのダンボール」
「俺達は今引っ越しの途中です、色々あって部屋壊れちゃったんで…このダンボールは俺の荷物です。会長様暇なら手伝ってくれます…?」
会長にこんなお願いしてもいいのかな…
ちなみにこんなお願いした理由は今は夕食の時間でほとんどの生徒は食堂にいるのでバレないと思ったからだ。
あーでも会長忙しいから手伝ってくれないかなー?
「はぁ、仕方ない。いいだろう」
「え…あ、ありがとうございます会長様!」
と、いうわけで会長が手伝ってくれます~
優しいなぁもう!
「……会長って結構普通な人だったんすね」
「…どういう意味だ」
すっごいこわい…晴伎君はだいぶ普通な表情で思ったことをそのまま言ったんだろうけど何故かそれに会長がめっちゃガン飛ばす
それを見ても晴伎君は顔を歪めず、キョトンとしてる
なんなの会長突然怒ってるの?俺困っちゃうからやめてぇ!
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