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―――親衛隊緊急会議
「で、なんで蓮は急に俺らを集めたわけ？」
親衛隊緊急会議、それは親衛隊隊長が言ったら開かれる滅多にない緊急会議
大きな問題が起きたとき、親衛隊全体の力を使いたい時などに開かれるものである。
それを俺は今使ったわけで。
ちゃんと全員きてくれたのが嬉しい
ちなみに今集めたのは親衛隊全員じゃない。生徒会役員それぞれのリーダー。
確かに俺らは生徒会親衛隊っていう括りだけど、実際は会長派とか副会長派とかわかれててそれをくっつけて呼んでるだけで。
だからまあ、丁寧に言えば俺は生徒会長結木龍也の親衛隊の隊長であり、生徒会親衛隊(連合)の隊長でもあるってこと。
だから今ここにいるのは副会長派の隊長と会計派の隊長と書記派の隊長と庶務派の隊長。そして俺の５人。
書記派と庶務派ってわれる意味あるのか？一緒でも何ら変わりないと思う…
でも親衛隊長にもなれば、双子の見分けがつくんだってさ。すごい
「親衛隊に仕事が！！！会長様直々に！！」
そう言えば隊長たちはさっきまで凄くめんどくさそうな顔をしていたのに、全員が各々反応を示す
この生徒会の親衛隊長たちは生徒会役員への愛がどでかいので、前から俺に素直についてきてくれない問題児ばっかりです
生徒会が絡むと変わるんだけどね
「会長様が…俺らに仕事…？」
「そんなめんどくさそうな顔しないで…涼くん…」
涼くんはめんどくさがりなくせに隊長っていう、よくわかんない人。ちなみに三年生。年上
「っていうか…蓮がキャラ違いすぎて戸惑うんだけど」
「そこは…慣れてとしか言えない」
キャラ変わっても、それでも今までと俺に対する態度を全く変えてこない隊長たち４人。嬉しい
でももう少し…俺の事隊長扱いしてくれてもいいと思うけどね！
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