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は?
え、この人何言ってんの?
「は?」
ビックリして、間抜けな声しか出ない…。
思わず箸が止まる。
「だ、だから、僕に男を教えてほしくて…。君の噂、聞いたんだ。お姫様抱っこなんて、カッコいいね。僕、オカマっぽいって言われてて…。女の子も、僕のこと、オカマだと思ってる。だから、恋も上手くいかないし…。もう、嫌なんだ!!オカマっぽいって思われるのは。だから!僕に男を教えてよ!!」
泣きながら、凄い勢いで喋ってくる。
そんなこといわれたって、私は、男じゃないし。
男がどんな感じなのかもわかんないし。
「あ、のさ…。あたし男じゃないし、男がどんな感じなのかもわかんないし…。教えるなんて、無理だよ。」
「無理じゃないよ!!分からないんなら、君の私生活を教えてよ。で、休日は、僕と一緒に街を歩こ?僕に男を教えてもらう代わりに、君に僕が女を教えるから。君、普通に髪伸ばしたり、メイクすれば、可愛いと思うんだけどなぁ。」
「な…?!」
急に何を言い出すのだ!こいつは!!
わけわからん!!
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