第三章

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「ティア、何度も言うけど第三王子殿下がお茶汲(く)みなんてしなくて良いよ」 「偏見はいけないぞエータ。 それに、色々な事が出来る王子様って格好良いだろう」 キラキラキラ。 これが本当の王子スマイルというものだ。 と言わんばかりの輝きを放つティアに何も言えなくなる。 〔何も出来ぬ愚かな木偶の坊が主人になるのは耐え難い故に我が教育して、主夫に転職出来る程度の家事スキルを体得させてあるのだ〕 自分は突っ込みスキルもスルースキルも体得していないので反応に困る事を得意気に言わないで欲しい。 いま発言したのはティアの守護神で、闘神・ストエイラ。
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