第三章

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この神様はティアに似た髪と瞳を持つ麗しき美丈夫だ。 「家事が出来なかったら何も出来ない事になるんだ…」 〔身近な物すら満足に支配出来ぬ者に己(おのれ)の力や心、ましてや民衆など到底支配出来ぬわ〕 何か大層な事を言ってるように感じるのは高貴なる神気の賜物だろう。 「お待たせ。エータも大詰めだろうけど休憩しよう」 自分がストエイラと遊んでいる間に用意していたティーセットを持ってティアが戻って来る。 こうしてティアが生活を管理してくれるようになってからは作業効率が上がっているので、素直に従いソファへ向かう。 最初は抵抗したさ。
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