第三章

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しかし聞き入れてくれなかった。 数日前。 出来るだけ厄介事を自分から遠ざけたくて、まずは複合陣を完成させることに落ち着いた。 寝食を疎かにして授業以外は研究棟でほぼ引きこもり状態になっていたところにキラキラしい王子様と神様がやって来て一言、お待たせ。 いや、待って無いし。 急な展開に付いて行けず呆然としていたら温かい料理がテーブルに並んでいた。 ティアに促されて食事をし、ストエイラにはシャワールームに拉致された後、乱暴に仮眠室へ投げ入れられた。 仕方無く少しだけ眠ってから部屋へ戻ると、神様が部屋で偉そうに寛(くつろ)いでいて王子様はせっせと掃除していた。 なんぞコレ状態。
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