第三章

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口に出しそうになるが、そうすれば悪ノリ好きな神様にまた絡まれるので耐えた。 面倒臭い事は回避するに限る。 そうして3人で和んでいると天気が悪くなってきたようで、分厚い雲が徐々に学園を覆いはじめた。 「雨が降り出しそうな感じだ。 暗くなるだろうからランプを用意してくる」 「…っ」 ティアが席を立った瞬間、左目に違和感を感じて咄嗟に手で押さえる。 〔魔人?〕 ティアが離れてからこちらの様子にすぐ気付いていたストエイラが声を掛けてくれるが、自分の左目に神経を集中させているため返事を返せない。
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