第三章

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珍しくストエイラと意見が合った。 というか、あの神様に好意的な人が居るなら見てみたいと思う。 話すと長いので、今は叡智の神の思惑通りに進めていく。 「時間が無いみたいだから、取り敢えず外に出よう。 この棟の屋根なら見晴らしも良いし」 「分かった。行こう」 さすが神子様。 魔法陣を使わずに転移してしまった。 賢者でも出来ない事を簡単にやってのけるのを見ると感心してしまう。 〔何をしておる。行くぞ〕 「ああ」 呆れ顔で注意されてしまった。 ストエイラに続き、自分を待っているであろうティアの為に急いで屋根へと転移する。
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