第三章

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今はまだ昼を少し過ぎたくらいの時間帯なので、他の科は午後の授業を受けている最中だろう。 「この時間に契約召喚の授業が有るのは召喚科1年Bクラスだね」 「さすが生徒会長様」 〔当然〕 何故かストエイラが自慢気に鼻で笑った。 「研究棟の強力な結界の境近くに来たから、強い魔力が動いているのは私でも感じるよ。 学園の結界も弱くは無いのにこれだけ力を奮えるのなら、すごく強い相手なんだろうね」 「彼女はとても美しくて高貴なお方だよ」 〔水の貴婦人か。 厄介な事をしたものだ〕
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