第三章

13/17
前へ
/34ページ
次へ
水の貴婦人・ウルティアナ。 神々の住む地にて最も神聖な水源とされる<栄光の泉>の女神。 誰よりも優れた水の力を誇りとしてきた彼女は、実力で泉の守り手としての大役を勝ち取った。 だがその誇りである水の力以上に、人々の間では栄光の神として有名になってしまっていたのだ。 プライドの高い彼女に向けて栄光の神と言うのは禁句。 それ故に、理由を知る者達は暗黙の了解で水の貴婦人と呼ぶようになった。 〔早急に機嫌を取らねば酷い嵐になるぞ〕 「分かってる。でも自分は召喚科が苦手なんだよ」
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加