第三章

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戦闘時に着用する隊服の面影が有るような無いような…という感じになっている。 「登城するのはじいさん達だろうから印象が違うのかも」 「私は謁見の場に同席しないから[陣使い]と接点を持ったのはエータが初めてで正装を見たのもこれが初めて。 とても優美な衣装だね」 正面から賛美されると、服のことを言っているのは判っているのに何故か照れ臭くなる。 目線を泳がせ、ありがとうと小さく呟いたらクスリと笑われてしまった。 「では私も、ご婦人に失礼の無い服装に着替えようか」 僅かな光がティアの足元から上に向けて通り抜けると制服は正装へ。
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