第三章

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白色の隊服に金の縁取りや刺繍が施されており、背中を覆う白いマントは膝裏辺りまでの長さで背面には王家の紋章。 腰に有るホルダーには聖剣ガルディアスという旧時代の至宝。 普段よりもティアの神聖さが更に増し、唯一無二の[神子]が伝承通りの姿でそこに現れたのだと認識させられた。 「ティアの足元に這いつくばって鼻息荒く崇め倒したいくらいに格好良いよ。 その時は踏んでくれても構わない」 〔頭をな〕 上手な褒め言葉が思い付かない自分が恥ずかしい。
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