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イライラのせいか、少し怒鳴り気味に言ってしまった。
酔っ払い相手に。
「わーんっ!瑠依が怒ったぁー!」
「…グスッ…。怖い…」
赤唯は赤い顔でわんわん泣き、紫音は涙目でオレを見てくる。
いや普段の紫音の方が怖いから!
なんだかオレが悪いことをしてるみたいじゃないか。
今まで友達とかもあまりいなく、ましてやこんな仕事仲間と花見とかどこかに出かけることがなかったから貴重な経験だが、こんなに大変だとは。
楽しくないわけじゃないけどね。
オレからやっと離れてくれた赤唯と紫音を見てフと思った。
今の状態を写メに収めておけば、後で何かと使えそうだ(黒)
花見も更に盛り上がって来た頃。
何気ない尚紀の言葉が予想外の発端になった。
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