お花見。

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あ、こんにちは。深森瑠依です。 覚えてますか? 昔、学校でオタ菌と呼ばれていた者です。 すみません、初っ端から尚紀の詩で始まってしまって。 さてさて、突然ですが、今オレ達は満開の桜の木の下で賑わっています。 いわゆる、世間で言うと花見ですね。 新しい年に変わり、冷たい冬も越え、いよいよ華やかな季節になりました。(小説の中では) さかのぼること、少し前。 オレは正体を全国区に明かし、尚紀が『キクラゲ』のナオだと知った今でも、いままで通りに接してます。 あれから、仕事場でナオとして、緑としての時にはライバル視をしてますが、普段では仲良くしてます。 あの時からカツラ用の髪はバッサリと切り、少し短めの長さにして被ってます。(髪が長いままだと、すぐバレるんで)
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