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「俺俺!!今朝1時に起きて作った!」
「い、1時!?どんだけ張り切ってんだよ!ゆーて1時って夜だから。朝じゃないと思う。てか、なんで生肉なんだよ」
「えーっ。だって…朝はライオンって感じでー。
ライオンって生肉食べてるじゃん?ライオンも食べれるんだから、俺達だって頑張れば…」
「はあ!?ライオンと俺らの体の作りは違うんだよ!!頑張るって…そんなのに、精も出したくないわ!しかもなんだよ、ライオンの感じって!」
イライラ気味にどなり散らすと、尚紀は体操座りをして、シートに人差し指でグリグリし、イジイジしだした。
「だっ…だってぇ~。昨日の夢で、ライオンキ●グを見て~…」
「はぁ~~っ」
オレはイライラを外に出すように、盛大なため息をついた。
なんでこいつはこんなにバカなんだ。
そんなことを思いつく奴なんでなかなかいない。
なんで、季節初めにこんな……。
すると、ご機嫌取り役の桃らが間に入ってくれた。
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