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なんでオレが行くとこ行くとこ、こいつらがいるんだろうか。
「俺らは、見えない何かで繋がってるんだよ。…赤い糸…みたいな?」
なんで青羅はオレの心を読めるの?
ていうか、赤い糸って青羅ってそんなにロマンチストだったんだ?
シートに着くなり一番近くにいた青羅がこっちに気づく。
「そーゆー言葉は女の子に行ってあげてください」
よくよく見ると、なんか透明な液体が入っているグラスを片手に真っ赤な顔の青羅がニコニコしていた。
青羅の隣には、酒の大瓶を持った後藤さんがいた。
なに早速飲ませてんの。
オレは 後ろでモジモジしていたナナさんと夏美さんを紹介する。
「へーー。可愛いね~」
「ちょっと、黄羅。酔ってるの?…黄羅の中に、そんな言葉インプットされてたんだ…」
「…おい瑠依。俺をなんだと思ってたんだよ」
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