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ふと瞳は横の台の上に手紙が置いてあることに気が付いた。
とりあえず瞳は手紙を広げ文面に目を通す。
『おはようございます瞳さん。今日貴方は美しくなるチャンスを得られました。おめでとうございます。まずは支給品がございますので引き出しの中。その後はベッドの下をご覧下さい』
意味が判らなかった。
しかし他に手立ても思いつかず瞳は書いてある通り引き出しを開け中を確かめる。
(何これ? スマホ?)
瞳が手に取ったのは一台のスマートフォン型の端末。
(そうだ! 電話!)
ふと思いだし、瞳は服の上を弄るがここに来るまで持っていた筈の携帯電話は何時の間にか消えていた。
瞳は大きく溜息を吐いた。ここが何処かの病室だというは何となく判るが、わけもわからず連れてこられ携帯電話も恐らくは奪われてしまった。
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