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その文字に瞳は嫌悪感を感じつつも、それを凝視し続ける。
そして直後に現れたのは驚くほど殺風景な画面だった。
あるのは画面上部にアイコンが二つのみ。
二つの内、一つは身体を模したアイコンで横にパーツと表示されている。
もう一つは手紙型のアイコンで横にはお知らせ。
そしてお知らせの横に!マークが点滅しておりそれを指で触れると、
「新着メッセージがあります」
という文字が現れる。
感覚を頼りに瞳は手紙のマークのアイコンをタッチする。
メッセージ一件
「ようこそ。貴方はこれを持って美しくなる権利を得られました。しかしリストの中でその権利を得られるのは一人だけです。願わくば貴方がその一人に選ばれることを祈っております」
(何これ?)
思わず瞳の眉間に深い皺が刻まれる。
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