~美への憎悪と憧れ~

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 恨めしそうに見やる母親に警官は一度咳払いし、 「いや。これは失礼――」 と返し、泰子のこれからについて話し始めた。  そして最後に、 「とにかく被害者全員命の別状が無かったのは幸いでしたね。事が事だけに、今後の不安はあるでしょうがお気をしっかりもって下さい」 と労いの言葉を伝え話は終わったのだった。  
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