キルリの休日

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キルリの休日は温室の食中植物の世話から はじまる。 ついで、掃除に洗濯で、朝食を作り とったあとは、街にショッピングだ。 食器を見て歩き、花屋に行き、そして、市場に足を 踏み入れる。 以前までなら、ひとり歩きはとても出来なかった が、今は別だ。 1つ下さいといえば、おまけが。 ナンパもなければ、逆ナンもなくなった。 スムーズに買い物がすすむ。 「お魚ください」 「おっ、キルリさんじゃないか わかった、安くするよ♪」 これが最早日常の化しつつある。 「ありがとうございます」 「旦那さんによろしく!」 もはや、新妻だ。
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