強制入部の理由

2/21
47人が本棚に入れています
本棚に追加
/43ページ
志穂が、あんなにあの三人の事が好きだったなんて… 「はぁ…」 今は、放課後。 今週は、掃除が無い分、他の人達より早く帰れるはずだったんだけど…… お昼休みの時、あたしは、志穂と仲良く話しながら食べていたら、佑先輩が現れた。 …………… 「有栖ちゃん、居る?」 ひょっこりと、教室のドアから顔を覗かせている佑先輩の姿があった。 げっ…… 佑、先輩…… なんで、来たの!? しかも、あたしクラス教えた覚え、無いんですけど…! 「あっ。居た、居た」 佑先輩は、あたしを見つけると、あたしがいる場所まで来る。 「ちょっ、ちょっと!有栖、どういう事!?なんで、佑先輩があんたの事、知ってるのよ?!」 志穂は、突然現れた佑先輩を見て、興奮してしまっている。 「有栖ちゃん、今日、ちゃんと部室に来てね?俺も、大輝も当番で、行くの遅いから、先に行って待っててくれる?」 「えっ……」
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!