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志穂が、あんなにあの三人の事が好きだったなんて…
「はぁ…」
今は、放課後。
今週は、掃除が無い分、他の人達より早く帰れるはずだったんだけど……
お昼休みの時、あたしは、志穂と仲良く話しながら食べていたら、佑先輩が現れた。
……………
「有栖ちゃん、居る?」
ひょっこりと、教室のドアから顔を覗かせている佑先輩の姿があった。
げっ……
佑、先輩……
なんで、来たの!?
しかも、あたしクラス教えた覚え、無いんですけど…!
「あっ。居た、居た」
佑先輩は、あたしを見つけると、あたしがいる場所まで来る。
「ちょっ、ちょっと!有栖、どういう事!?なんで、佑先輩があんたの事、知ってるのよ?!」
志穂は、突然現れた佑先輩を見て、興奮してしまっている。
「有栖ちゃん、今日、ちゃんと部室に来てね?俺も、大輝も当番で、行くの遅いから、先に行って待っててくれる?」
「えっ……」
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