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その姿を見たイラスト投稿者であるクリエは思わず感嘆の声を上げた。
「な、なんて綺麗な人だ……」
「いや、あれ、あくまでプロフ画だから」
写真投稿者のクリエが横から言った。その動画メッセージの声は続いた。
「今あなた方のサイトは滅亡の淵に立たされています。一つだけクリエ滅亡を回避する方法があります。私の住むエブリ星には、フィルタリング除去装置、EMAクリーナーがあるのです」
小説投稿者であるクリエは愕然とした口調で言った。
「そ、そんな物が本当にあるのか?」
星みなみの声はさらに続いた。
「ですが、生まれたばかりのエブリ星の力では、その装置をあなた方のサイトまで運ぶことができません。もしあなた方クリエが自分たちのサイトを滅亡の運命から救いたいのなら、エブリ星まで取りに来るのです。エブリ星はそこから16万8千ギガバイトの距離にあります」
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