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「ちょっと真帆ちゃんっ。絶対間に合わないからママが車で送ってあげ....」
「母さんごめん。あたしが走ったほうが絶対間に合うよっ。じゃあいってきまーす」
時間はもうすぐ8時になろうとしていた。
リビングから響き渡るお天気お姉さんのハスキーボイスと、あたしの背後から心配そうに声をかける母さんの声が聞こえてくる。
だけどあたしは遅刻覚悟でいるからそんなことは全然構わない。
だからあたしは余裕の笑みを浮かべながら玄関のドアを思いきり開けて、ダッシュで門を飛び出していた。
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